約１億３４００萬年前のウナギ化石を発見 中國河北省で初
ソース：新華社作者： 2024-03-04 16:09
中國河北省自然資源庁は２月２９日、同省承徳市豊寧満族自治県四岔口（したこう）村にある白亜紀(jì)前期の地層からヤツメウナギの化石が見つかり、中國科學(xué)院古脊椎動物?古人類研究所の張江永（ちょう?こうえい）研究員の鑑定により約１億３４００萬年前の「孟氏中生鰻（Ｍｅｓｏｍｙｚｏｎ ｍｅｎｇａｅ）」であることが判明したと発表した。同省で孟氏中生鰻の化石が発見されるのは初めて。
同省區(qū)域地質(zhì)調(diào)査院の孫肖（そん?しょう）総工程師（チーフエンジニア）は「孟氏中生鰻には硬い骨やうろこがないので化石として殘りづらい。今回の化石は大変貴重だ」と指摘。孟氏中生鰻は既に絶滅したヤツメウナギの一種で無顎類（むがくるい）の脊椎動物に屬し、中生代以降で知られている世界で唯一の無顎類化石だと説明した。
河北省承徳市豊寧満族自治県で見つかった孟氏中生鰻の化石。（資料寫真、承徳＝新華社配信）
孟氏中生鰻の命名者、中國科學(xué)院の張彌曼（ちょう?びまん）院士（アカデミー會員）は「標(biāo)本は保存狀態(tài)が非常に良く、目の部分や鼻孔、７対の鰓囊（さいのう）、筋節(jié)がすべてはっきりと見て取れた。今回の発見は孟氏中生鰻が內(nèi)モンゴル自治區(qū)や遼寧省西部だけでなく、河北省北部にも存在したことを証明した」と語った。
編集：董麗娜
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